2025/4/29にVIVO X200 Ultraとカメラキット、望遠レンズが発売されました。
少し遅れましたが、4/30に端末本体とカメラキットを入手することができました。
今回のカメラキットの出来があまりにもよくて感動したので、記事を書きました。
内容物
カメラキットケース、カメラキットグリップ、手縄、ショルダーストラップ、レンズ保護カバー2枚、レンズフィルターアダプターがあります。
※クマちゃんは付きません。
充電
グリップのバッテリー容量は2300mAhです。
グリップには三脚穴とストラップホールがあります。
グリップと端末はBluetoothで接続することはできず、有線接続のみになります。
グリップの操作によって、グリップのバッテリーは消費されません。
グリップのバッテリーが0%であっても、グリップのボタンは正常に動作します。
グリップを端末に装着した状態だと、端末からグリップ側に常に給電されている状態になります。
グリップを装着したまま、1日中ずっと使っていましたが、グリップのバッテリーは常に100%でした。
グリップのボタンを押すと、グリップのライトが光り、端末へ給電されるようになります。(グリップのボタンは光っているところの上の方にあります。)
10分間でグリップのバッテリーが10%消費され、端末に2%給電されました。(正確な測定ではないです。)
モバイルバッテリーのように使うことができますね。
カメラグリップだけバッテリーが無くなるということは無いので、いい仕様だと思います。
グリップを装着した状態で、グリップにUSBケーブルを繋いで給電するとパススルー充電になります。
グリップには充電されず、スマホのみに給電されます。(たぶん。ただ充電が遅いだけかも)
充電速度は遅いです。どれくらいかは分かりません。
(家に帰れば測定できますが、今は器具が無いので正確な測定はできません。私が日本に帰るまでに誰かが測定していると思います。)
パススルー充電中はカメラグリップのボタン操作ができなくなります。
つまり、モバイルバッテリーを用意して、給電しながらのカメラキット使用はできないです。
ボタン
カメラキットを装着した状態だと、カメラの起動方法は2パターンあります。
1つめはカメラキットのグリップのシャッターボタンを2回押しです。
この方法で起動したときはフォトグラファーモード(ストリート写真カメラモード)で起動します。
(勝手にフォトグラファーモードって呼んでます)
2つめは端末本体のカメラキーを2回押しです。
この方法で起動したときは通常のカメラモードで起動します。
(設定で動画やフォトグラファーモードに変更することもできます。)
X100Ultra カメラキットを使っていたときは、通常のカメラを起動したいのに、一度フォトグラファーモードで起動してから終了させる必要があったので使いにくかったです。
X200 Ultraは状況によって、使い分けができてとっても嬉しいです。
通常のカメラモード、フォトグラファーモードによってボタンの使い方が少し異なります。
フォトグラファーモード
基本的にカメラキットのグリップのみを使います。
シャッターキーのレバーで倍率変更、録画ボタンの横のダイヤルでEV調整です。
倍率変更は14mm,35mm,50mm,85mm,135mmの段階的な変更になります。
1mmごとの変更はできません。
端末本体のカメラキーをスワイプしたときは、EV変更になります。
通常のカメラモード
フォトグラファーモードのときとグリップの操作はほとんど変わりませんが、シャッタキーのレバーによる倍率変更が1mmごとの変更になります。
代わりに、端末本体のカメラキーをスワイプしたときは14mm,35mm,85mm,170mm,230mmの段階的な変更になります。
これもとっても嬉しいです。
X100Ultraのときは、ひたすらレバーを長押しして倍率調整していたのが、簡単になりました。
ちなみに、通常モードではカメラキーをスワイプした時の操作は変更することもできます。
倍率の段階的な変更、倍率の1mmごとの変更、露出の3つの中から選ぶことができます。
段階的な変更にして、カメラキットのレバーと併用するのが一番使いやすいと思います。
カメラキットを使うから、本体のカメラキーが不要になるのではなく、両方使うことで、より便利に使うことができます
レンズフィルター
レンズフィルターの着脱が簡単になりました。
X100 Ultraのときのレンズフィルターはとっっっても硬くて、歪みやすくて、最悪でした。
そもそも根本に直接67mmネジ穴があるのがいけないのです。
X200 Ultraカメラキットでは大幅に改善されています。
根本は独自のネジ穴になっていて、専用のカバー、アダプターを付けるのがとっても簡単になっています。
67mmフィルターを付けるときは、必ずアダプターを使用する必要があります。
カバー、アダプターの装着はカメラキット本体の赤いところと、カバーの縦溝のところを合わせて、右に少し捻るだけで装着できます。
外すときは、丸いボタンを押しながら、左に少し捻るだけです。
着け外しは簡単ですが、ガッチリ取り付いているので外れることはないです。
そして、67mmフィルター用のアダプターが素晴らしい。
レンズに厚みは出てしまうのですが、67mmフィルターの着脱がやりやすいです。
根本でアダプターがしっかり固定されているため、フィルターのネジを回しやすく、スルスルとつけ外しが可能です。
X100 Ultraのときはこれがめっちゃ硬かったです。
構造も異なっていて、X100 Ultraのときは外側にネジ穴があったのに対して、X200 Ultraでは内側にネジ穴があります。
それによって、着け外しが簡単になったのだと思います。
カメラキットケース着脱
端末にカメラキットケースを付けた状態から、ケースを外す時の外しやすさについてです。
カメラキットケースを外すときはUSB端子の方から外して、ガバッと全体を外しています。
X100 Ultraのときはレンズのあたりのケースの強度が弱く、フニャフニャしていて、外しにくかったです。
X200 Ultraではケースの強度が上がっているので外しやすくなっています。
しかし、X200 Ultraではそもそもケースを外す必要はありません。
ケースを外す必要があるのはいつでしょうか?そうです、SIMカードを入れ替えるときです。
我々はSIMカードを多数所持していて、状況によって付け替えたくなるものですからね。
でも、手間はかかりません。X200 UltraカメラキットではSIMカードトレイのところが空いています。
(上がX200 Ultra、下がX100 Ultraのケースを浮かせたもの)
ケースをつけたままSIMカードの交換ができます。
つまり、ケースを外す必要は全くありません。素晴らしい設計です。
カメラキット付属のショルダーストラップ
カメラキットを買うとショルダーストラップがついてくるのですが、このクオリティがとても高いです。
単体で買っても5000円以上するのではないかと思ってしまうほどです。
これがカメラキットと合わせて699元でいいのでしょうか?めちゃくちゃ安いです。
このショルダーストラップはデザイン性がよく、機能性にも優れています。
肩にかかるところは編み込まれた紐になっていて、端末に接続するところは少し伸縮性の高い1本の紐になっています。
これによって使いやすさと肩への負担軽減を両立しています。
編み込まれた紐のところもかっこいいですよね。
市販のPGYTECHのショルダーストラップはあんまり好みのデザインがないのですが、これはとっても 気に入っています。
端末に接続するところはクイックリリースになっていて、簡単につけ外しを行えます。
たぶん、市販のPGYTECHのものと一緒なのではないでしょうか。(ピークデザイン派なので詳しくは知りません。)
また、片側のみ編み込み紐と1本の紐の間がカラビナで接続されていて、これを外して着脱することもできます。
ショルダーストラップはカメラキットの下側に接続ようになるため、撮影時に邪魔になることはありません。
左肩に紐をかけてショルダーストラップを装着すると、ちょうど右手のあたりにカメラキットのグリップがくるようになるので、持ちやすいです。
とっさの撮影のときもすぐにカメラを構えることができます。
カメラキットのスタンド
カメラキットはグリップを外すとスタンドを使用することができます。
しかし、ストラップ用の装備とプロテクターをしてしまうと、なんか安定しません。
まぁ、使うつもりがないので、気にしないことにします。
縦だとまっすぐ立ちますが安定しません。
そもそも、グリップをつけていると縦だろうが、横だろうが安定して立ちます。
この場合は角度が急なので、動画閲覧などには使えませんが、それにはもっと適した端末をお持ちだと思います。
Xiaomi 15Ultraとの比較
Xiaomiはあまり詳しく無いのですが、カメラキットの外観の比較だけしてきました。
まとめ
X200 Ultraのカメラキットはとにかく素晴らしいです。
いいことがたくさんありすぎて、Twitterに書ききれなかったので、ここにまとめました。
先行で体験している人やレビューをしている人の記事や動画もみましたが、実際に触ってみないと全然分からないですね。
VIVO X200 Ultraはカメラキットを含めて完全体だと思いました。
みなさんも是非手に入れてみてください。
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